AdjustとAppsFlyerを比較:料金、計測、移行で確認すること
AdjustとAppsFlyerを選ぶ際は、利用する広告ネットワーク、売上イベント、データ出力を先に試し、同じ処理量で見積もりを比較してください。両社とも無料枠がありますが、条件と上限は異なります。AppsFlyerはGrowthのコンバージョン単価を公開し、Adjustの有料プランは個別見積もりです。資料で機能を確認したうえで、自社アプリを使った実演と総費用の比較によって、必要なレポートを作れるか判断
モバイル計測パートナー(MMP)は、アプリのリリース、売上レポート、広告ネットワークとの連携に組み込まれます。機能一覧が長くても、出力データに必要な項目がなければ仕事は進みません。まず、チームが何を判断し、そのためにどのデータが必要かを決めて
本比較は、2026年10月9日に確認した公開料金と公式資料に基づく購入ガイドです。両製品の性能を同じ条件で実測したものではありません。Strataigizeが顧客業務でAdjustを利用していることから、同じアカウントでAppsFlyerを使った場合の成果を推定することもでき
デモの前に確認できる違い
| 要件 | Adjust | AppsFlyer |
|---|---|---|
| 無料枠 | 対象となる独立系開発者向けのBase。初年度は月1,500件まで | 自社メディア計測向けのZero。Growthには初年度12,000件の無料コンバージョン枠 |
| 有料料金 | Core、Enterpriseは個別見積もり | Growthは無料枠終了後にコンバージョン1件0.07米ドル。Enterpriseは個別見積もり |
| SKAdNetwork計測 | Conversion Hubでのコンバージョン値設定を文書化 | SKAN Conversion Studioでの設定を文書化 |
| 不正対策とデータ利用 | 見積もりに含まれる機能と出力権限を確認 | Protect360、API利用、Data Lockerなどを有料追加機能として掲載 |
| ネットワーク対応 | 成果の帰属、イベント送信、広告費取り込みを別々に確認 | 同じネットワークについて同じ項目を確認 |
料金の出典はAdjustとAppsFlyerの料金ページです。無料枠が役立つのは、利用条件を満たし、必要な計測が含まれる場合です。Adjustは月ごとの上限、AppsFlyerは初年度の総枠を示しています。無料枠だけで小規模チームに適した製品は決まり
実際に送信する処理量で予算を作る
両社に同じ月次予測を渡して見積もりを求めます。課金対象となる新規獲得、再接触、再帰属を含めてください。AppsFlyerの課金定義では、オーガニックのインストールや行動は対象外です。ストアの総ダウンロード数をそのまま課金件数にしてはいけ
次は仮定に基づく予算例であり、実際の見積もりではありません。対象となるGrowthの新規顧客が初年度に120,000件の課金対象コンバージョンを記録し、12,000件の無料枠をすべて使うとします。公開単価では (120,000 - 12,000) × 0.07米ドル = 7,560米ドル です。無料枠がなければ同じ件数で8,400米ドルとなります。追加機能、税金、個別契約の条件は含めていません。安いほうを決めるには、Adjustにも同じ予測で見積もってもらう必要が
見積もりには次の条件も
- 処理量: 課金されるイベント、月次ピーク、契約数量、超過料金。
- 機能: 試用期間が終わった後に必要な不正対策、ディープリンク、対象者の分類、レポート。
- データ提供: 送信先、項目、更新頻度、保持期間、APIの上限。
- 解約時: 契約終了後の出力権限、更新前の通知期限、機能を外す費用。
初年度の特典と更新後の予算は分けてください。コンバージョン単価が低くても、必要なデータ出力の追加料金で差がなくなる場合が
iOS対応は実演で確かめる
両社には具体的な説明があります。AdjustのSKAN 4ガイドとAppsFlyerのSKANガイドです。SKAdNetwork(SKAN)は、Appleのプライバシーに配慮した広告計測の仕組みです。通知の遅延と情報量の制限は、どのMMPのレポートにも影響
デモには、インストール、無料試用、初回購入など、実際の利用経路を選びます。それぞれがどのコンバージョン値になるのか、設定変更後に過去の獲得ユーザー群とどう比較するのか、SKANと他の帰属方法をどう区別するのかを見せてもらってください。重複を把握せず両方の合計を足すと、同じ獲得を二重計上する可能性が
デモが前提とするSDKのバージョン、同意条件、広告ネットワークの対応も確認します。資料上の機能対応は、全端末や全キャンペーンでの完全な計測を意味しません。Androidでは、インストール元情報や利用が認められた識別子を使う経路も確認してください。古い開発計画より、現在動作する連携が判断材料に
両社に同じ受け入れテストを用意する
必要なネットワークごとに、インストールの帰属、選んだ売上イベントの受信、相手先へのイベント送信、広告費の取り込みを記録します。これらは別々の接続です。連携済みを示す表示だけでは、すべてが動く証拠になり
小さなテストレポートも出力します。アプリ、キャンペーン、国、イベント時刻、通貨、売上の定義が、必要な粒度で残っているか確認してください。プライバシー制約で項目を出せない場合は、購入前に集計データで代替できるか確かめます。パートナー一覧の長さでは判断できない
| 自社の制約 | 判断に必要な証拠 |
|---|---|
| 開発余力の少ない小規模アプリ | 利用条件、継続費用、実際に使うネットワークでのテスト完了 |
| 不正にさらされやすい広告枠 | 含まれる対策、除外レポート、誤って除外した正当なイベントの調査方法 |
| データ基盤を持つ複数アプリ | 利用可能な出力例、総費用、保持条件 |
| 購入まで時間がかかる商品 | 適切な帰属設定と、獲得後の経過日数が分かるレポート |
| 既存MMPからの移行費が高い | 移行費と契約費を上回る価値を持つ、具体的な不足機能 |
必須要件を満たした製品同士で、総費用とチームに残る作業を比較します。一般的な機能の数を得点化すると、採用を見送るべき重要な不足を見
移行時はデータ送信の担当を決める
アプリにSDKを2つ入れるだけでは、正確な比較はできません。AppsFlyerの複数MMPガイドはネットワークごとの制限を説明しており、X Adsは複数MMP連携に対応していません。Adjustからの移行ガイドには、二重課金、Metaイベントの重複、SKANコンバージョン値の更新競合に関する注意も
各ネットワークにどちらのシステムがイベントを送るか、どのSDKがSKANを更新するか、いつキャンペーンリンクを切り替えるかを決めてください。専用のテスト対象で確認してから、新しいレポートを判断に使います。重複運用は、合意した移行計画で必要な期間に限定します。過去の出力データは保存してください。既存ユーザーを取り込み、誤った新規インストールを防ぐことと、以前の帰属履歴を再現することは
レポートを比べる前に、アプリ、OS、国、インストール期間、タイムゾーン、クリックと表示の帰属期間、再接触の規則、通貨、売上定義をそろえます。獲得後の経過日数も同じにしてください。インストール期間が同じでも、7日目と30日目の売上は別の問いに答える
帰属期間を変えると、顧客の購入が変わらなくても、成果が別のチャネルに移ることがあります。報告上の収益率が上がるか下がるかは、移ったイベントによります。期間の統一は相違の原因を一つ減らしますが、ネットワークの規則、同意、モデルによる差は残り得ます。数値の一致や帰属収益率の上昇は、増分売上の証拠では
契約前に解決しておく質問
安いのはどちらですか?
条件を満たして無料枠内に収まれば、どちらも対象範囲の利用料が無料になる可能性があります。枠を超える場合は、同じ予測と機能で比較します。AppsFlyerの公開単価で試算し、Adjustの有料見積もりと比べて
SKANを扱いやすいのはどちらですか?
資料は対応を示しますが、精度や使いやすさの優劣までは示しません。レポート担当者自身が両製品で同じ値設定と照合作業を行い、見つかった制約を記録して
Sensor Towerも必要ですか?
競合や市場の推定値が必要なら検討対象です。MMPが測るのは自社の獲得活動です。Sensor TowerとAppsFlyerの比較で役割の違いを、MMPガイドで計測の役割を説明し
製品は決まっていても、イベント設定や照合が終わっていない場合は、当社のモバイルデータとアトリビューションが導入を支援します。選定で使ったイベント定義と受け入れテストの記録を、そのまま実装担当に引き継いで
計測の検証が完了した後は、当社の有料広告サービスで、そのレポートをキャンペーンの計画や改善に活用